2025.01.30
【取材】鯉ひろまつ
■川魚の魅力を味わおう!
福岡県筑紫野市・塔原にある鯉とうなぎの専門店「鯉ひろまつ」を取材。
3代目店主・廣松 光(ひろまつ ひかる)さんの説明を受けながら、まずは店の隣にある養魚池を見学。鯉のほか、フナ、うなぎ、どじょう、すっぽん…いろんな種類の川魚がいっぱい!

■うなぎはヌルヌル…スッポンの目は可愛い
うなぎのつかみ取りに挑戦するこども記者たち。ヌルヌルしたうなぎは、なかなかうまくつかめない。皮膚の表面が滑りやすい理由の一つは、外敵から身を守るためだという。廣松さんは素早くつかみ上げた。うなぎの大きさも手の感覚で分かるそうだ。



■いざ、実食‼
厨房に入れてもらい、廣松さんから鯉のさばき方を教わるこども記者。
長い包丁がスッと入ると、鯉の身が美しく分かれる。「ウロコとヌメリを落としたら、まずはワタを抜くよ。これが苦玉。つぶすと身が苦くなるから慎重に。でも、薬になる大切な部分なんだ」。廣松さんの言葉に、真剣なまなざしで見守る記者たち。
「身は刺身に、皮は湯引きで食べられる。アラは鯉こく(鯉のみそ汁)に使うよ」と、さまざまな料理に姿を変える鯉。廣松さんの手際の良さに思わず見とれてしまう。鯉の身はやわらかいが、氷水でしめるとコリコリした歯ごたえに変わるという。
さあ、いよいよ初めての鯉料理を実食!ドキドキわくわくの瞬間がやってきた。

■「どんな味がするのかな?」
お店特製の酢味噌をつけて、こども記者たちが鯉のあらいを一口。「おいしい!」と笑顔が広がる。鯉こくも、ふわふわの身に旨みたっぷりの出汁がしみわたり、ほっとする味わいだった。気づけばみんな完食。


素敵な笑顔の廣松さんと地元で愛される鯉料理のお店。鯉以外にもいろんな種類の川魚を楽しめる。「今度は家族と来ますね!」と約束し取材を終えた。

*記事は西日本新聞で2025年春頃の掲載を予定しています。